【成長期の身体の使い方】体が丸まったままでは、パフォーマンスは上がらない?
人間の身体は“丸まった状態”が初期設定?
赤ちゃんが体内にいる時は体を丸めている
赤ちゃんが生まれる前、お母さんのお腹の中でどんな姿勢をしているか、思い出してみてください。
そう、背中を丸めた「Cカーブ」の状態です。
人間は本来、背骨が丸まった状態からこの世に出てきて、発育とともに寝返り・うつ伏せ・ハイハイを経て、やっと「背骨を立てる」ようになります。
この背骨の成長過程を踏まえると、“意識して背骨を伸ばすストレッチ”や“その姿勢を保てる体幹力”が育っていないと、自然と丸まった身体のまま大人になってしまうことも納得できます。
小・中学生の多くは「丸まった身体」で動いている
丸まった背骨・首での開脚
現代の小・中学生は、
スマホ・ゲームなどの影響で猫背気味
長時間の座位で姿勢を崩しやすい
運動よりも視覚・手元の動作が多い
このような環境により、背中が丸まり、胸が閉じた姿勢が日常になっている子が非常に多いです。
丸まった姿勢では「体幹・下半身の力」が使えない
人間の出力源は、臀筋(お尻)と脊柱起立筋(背筋)など“背中側の筋肉”です。
ところが、姿勢が丸まっていると、これらの筋肉をうまく伸び縮みさせることができません。
結果として――
下半身や体幹を使っているつもりでも、実は「表面の筋肉」で動いてしまう
骨盤と胸郭が連動せず、パワーが伝わらない
投球・スイング・ジャンプ動作が「手打ち」「腕投げ」「踏み切り頼り」になってしまう
丸まった姿勢がもたらす悪循環とは?
身体が丸まっていると、重心がつま先側に偏りがちです。
👇その結果…
上半身が突っ込みやすくなる
軸が前に倒れてしまい、バランスを崩す
下半身や体幹で生み出した力が上半身に伝わらず、結局“腕だけで動くフォーム”になる
投球やスイングで肩や肘に大きな負担がかかる
つまり、ケガの要因=フォームの根っこ=姿勢・重心の崩れということです。
✅ 踵重心がフォームと出力を変える
重心を「つま先」から「踵(かかと)」へ戻すと、
骨盤が立つ
胸郭が開く
肋骨と体幹が連動する
背中側の出力筋が活性化される
この状態こそが、“力を伝える身体の軸”を作るためのスタート地点です。
正しい身体の使い方は「教わらなければわからない」
多くの選手は、
「体幹を使って」
「下半身を使って」
と言われても、実際に“どう使うか”がわからないまま練習や試合に臨んでいます。
大事なのは、
身体の基礎構造を理解すること
自分のクセや重心の偏りを知ること
動き方を“再学習”すること
🎯 身体の使い方を学ぶなら【KOROMOアスレチックトレーニング】へ
KOROMOアスレチックトレーニングでは、
成長期の選手に必要な「姿勢と動き方」の評価
ヒンジ動作や踵重心の再獲得トレーニング
胸郭と骨盤の連動を引き出すコントロールエクササイズ
投球やジャンプ動作への落とし込み
までを“動きのプロ”が一貫して指導しています。
✔︎ 投球フォームを変えたい
✔︎ 肩や肘の不安をなくしたい
✔︎ 下半身の力をもっと活かしたい
そんな選手や保護者の方は、ぜひ一度ご相談ください。
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正しい身体の使い方を学ぶのと同時に、
硬くなった筋肉をゆるめる
関節の可動域を広げる
疲労を抜いて回復を早める
などの“身体の土台づくり”も必要です。
ころも鍼灸マッサージ院では、鍼灸・筋膜リリース・可動域調整などを通じて、
“使える身体”をつくるサポートを行っています。
まとめ
背中が丸まった状態=人間の初期姿勢
小中学生は「丸まったまま動いている」選手が多い
正しく力を出すには、踵重心・股関節のヒンジ・胸郭の連動が必須
姿勢や動き方のクセが、フォームやケガのリスクに直結する
「身体の使い方の学習」+「定期的なケア」が、パフォーマンス向上とケガ予防の近道