〜パフォーマンスを引き出し、ケガを防ぐ動作の基本〜


🔸 そもそも「股関節ヒンジ」ってなに?

ヒンジ(hinge)=蝶番(ちょうつがい)動作のこと。
ドアの蝶番のように、“股関節”を軸に上半身を前傾させたり、戻したりする動きを指します。

これができると、背中を丸めず、股関節の可動域を最大限に使いながら下半身で力を生み出すことができるのです。


🔸 野球での股関節ヒンジの重要性

1. ピッチング(投球)でのヒンジ動作

  • 軸足にしっかり乗り、地面反力を受け取るポジションを作れる

  • 骨盤を前傾させ、体幹との連動がしやすくなる

  • 背骨が立ち、胸郭から投げられるフォームに近づく
    → 結果、腕に頼らない投球=肩肘の負担軽減+球速UPにつながる


2. バッティングでのヒンジ動作

  • 股関節から“力を溜める”ことができる(タメのあるフォーム)

  • 上半身の突っ込みを防ぎ、軸回転でのスイングが可能に

  • 下半身の力をバットに伝える“中継点”として重要
    打球の飛距離UP+打率UP+体幹主導の安定感UP




🔸 できていないとどうなる?

× 膝が前に出るだけの「なんちゃってしゃがみ」になる
× 背中が丸まり、背面の出力筋(臀筋・脊柱起立筋)が使えない
× 骨盤と胸郭が連動せず、“腰投げ・手打ち”フォームになりやすい
× 結果として、フォームの崩れ・ケガ・パフォーマンス低下につながる




🔸 股関節ヒンジを身につけるには?

股関節ヒンジは「意識」や「柔軟性」だけでは身につきません。
必要なのは…

  • 正しい姿勢の認識(胸骨・骨盤のニュートラル)

  • 体幹と連動したヒンジ動作の再学習

  • 重心位置(踵重心)の獲得

  • 段階的なトレーニングで“身体に落とし込む”こと




🎯 ヒンジ動作を本気で身につけたい野球選手へ



KOROMOアスレチックトレーニング(三鷹)では、

  • ヒンジ動作の評価・修正

  • 骨盤と胸郭の連動性向上ドリル

  • 投球・打撃フォームへの“応用”までをサポート

「感覚」ではなく「仕組み」で動ける選手へ。
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🧠 保護者・指導者の方へ

お子さまが「フォームが安定しない」「腕ばかり使っている」「下半身がうまく使えない」と感じたら、
股関節ヒンジの未獲得が原因かもしれません。

身体の使い方から変えることで、ケガを減らし、パフォーマンスも引き出せます。




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