野球肘とは?症状・原因・予防のポイントを解説

三鷹の鍼灸院×スポーツジムの野球選手サポート

野球肘とは?

野球肘(やきゅうひじ)は、特に小・中学生の投手に多く見られる投球障害のひとつです。
ボールを繰り返し投げることで、肘の内側・外側・後方に負担がかかり、炎症や骨・靭帯の損傷が起こる状態を指します。



🟥 こんな症状が出ていたら注意!

  • ボールを投げると肘が痛い

  • 投球後に肘の違和感が残る

  • 投げるたびにズキッとする

  • リリース時に肘が引っかかるような感覚がある

放置してしまうと骨の剥離(剥離骨折)や成長軟骨の損傷に発展することもあります。



野球肘の原因は「投げすぎ」だけじゃない

「投げすぎが原因」と言われがちですが、本質的な原因は“身体の使い方”にあります。
肘はあくまで末端(先端)


本来、力を生み出すべき「股関節」や「体幹」がうまく使えていないことで、肘に過剰な負担が集中してしまうのです。



野球肘を予防するために必要なこと

では、どうすれば肘の負担を減らし、ケガを予防できるのでしょうか?
カギとなるのは“正しい身体の使い方”を身につけることです。



1. 股関節の使い方(ヒンジ動作)

股関節のヒンジ(蝶番)のような動きが使えない選手は、体重移動や回旋を膝や腰、腕だけで行おうとしてしまいます。
これでは、下半身からのパワーが肘に逃げてしまい、ケガのリスクが高まります。

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2. 踵重心で身体を使うこと

つま先重心になりすぎると、身体の軸が前に倒れ、上半身が突っ込みやすくなります。
踵(かかと)に重心をおくことで、骨盤と胸郭が連動し、安定したフォームを作ることができます。





3. 体幹と連動する身体のポジション(胸骨の位置)

胸骨の位置=上半身の“中心”の感覚がずれていると、腕だけで投げてしまい、肘や肩のトラブルにつながります。
胸骨を安定させ、体幹と腕が連動する投球フォームが理想です。


4. スマホの影響も侮れない

スマホなどの電子機器が発する電磁場は、医学的にはまだ議論が続いている分野ではありますが、パフォーマンスや身体機能に影響を与える可能性があるという報告や仮説も複数あります。



以下に、スポーツや身体パフォーマンスの視点で考えられる影響をまとめます。

自律神経の乱れ(交感神経優位)

  • スマホの長時間使用・電磁場の影響で交感神経が過剰に働くとされる研究もあります

  • 結果、呼吸が浅くなる/リカバリー力が下がる/寝つきが悪くなる
    → 試合や練習での回復力・集中力が低下する要因に





筋出力・バランス感覚への微細な干渉の可能性

  • 一部の研究では、EMF暴露が筋収縮のタイミングに微妙なズレを生む可能性があるという報告も
    → 高度な動作(ジャンプ・スプリント・キック・投球)では“わずかなズレ”がパフォーマンスを左右





睡眠の質の低下 → 成長ホルモン分泌・回復に悪影響

  • スマホの近距離使用+就寝前の使用は、
     └ 電磁場+ブルーライトのダブルパンチ
    → 成長ホルモンの分泌が妨げられ、疲労回復・筋修復・集中力の低下につながる





姿勢や可動域に関係する“神経筋の過緊張”

  • EMFによって神経が常に“興奮気味”な状態になることも(研究途上の仮説)
    → 肩まわり・首・前腕などがリラックスできず、フォームが崩れたり、ケガのリスクが上がる





また、日常生活の姿勢が、パフォーマンスに直結する時代です。

  • 猫背姿勢 → 体幹が入らない

  • 親指の使いすぎ → 肩の前側が硬くなる

  • スマホ持ち → 手首が尺屈(小指側に折れやすくなる)→ シュート回転が出やすい

普段の生活習慣も、野球肘の予防・改善に欠かせません。





5. 胸郭から身体を使う

胸郭の動きが制限されていると、肩や肘の関節が無理に動かされ、負担が集中します。
胸郭の可動性を引き出すことで、よりしなやかに、力強く投げられるようになります。

野球肘を防ぐには「身体の使い方を学ぶ」ことが最重要

技術練習の前に、「自分の身体をどう動かすか」を理解しておくこと。
それがパフォーマンスの土台であり、ケガを防ぐための最も大事な要素です。


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定期的なケアで回復と再発予防を

ケガのリスクを減らすには、「投げたあと」「違和感が出たとき」に
早めのケアを行うことも大切です。

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  • 鍼灸による筋緊張の緩和

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1人ひとりのお体と野球フォームに合わせて丁寧にサポートしています。

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まとめ

✔ 野球肘は“使いすぎ”だけが原因ではない
✔ 身体の使い方がフォームとケガ予防に直結する
✔ スマホなど日常動作の影響も大きい
✔ KOROMOで「動きの学習」、ころも鍼灸で「定期ケア」

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