スマホの使いすぎが野球肩のケガにつながる?
〜投球障害を引き起こす意外な原因〜
📱スマホの使いすぎで、肩を痛めやすくなる!?
三鷹│ころも鍼灸マッサージ院│ディープフロンタルアナトミートレイン×野球
現代の生活でスマートフォンは欠かせませんが、「母子(親指と人差し指)」の使いすぎが思わぬカラダのトラブルを引き起こすことがあります。
とくに野球選手にとっては見逃せない問題です。
🔍カラダの中で何が起きている?
◆ 上腕二頭筋が硬くなる
上腕二頭筋の位置
スマホを持ち続けたり、親指を酷使することで「ディープフロンタルアームライン」(筋膜のつながり)に影響が出ます。
その一部にある上腕二頭筋は、肩関節の奥にある「関節唇」につながっています。
関節唇の位置
この筋肉が硬くなったまま投球を続けると、
👉 関節唇にストレスがかかり、損傷を引き起こすリスクが高まります。
◆ 小胸筋が硬くなる
肩インピンジメントに関わる小胸筋
同じラインにある小胸筋は、肩甲骨を前に引き出すように働く筋肉です。
硬くなることで…
肩甲骨が外側へ動きすぎる
上腕骨の骨頭が前にズレる
結果として関節内のスペースが小さくなり肩インピンジメント症候群を起こしやすくなります
⚾ 投球動作にどう影響する?
親指を酷使した状態でピッチングを続けると…
肩が詰まる感覚
ボールを離すときの痛み
「いつもより肩が開きやすい・肘が下がる」などのフォーム崩れ
といった変化が起き、最終的に肩の障害につながる恐れがあります。
✅ 対策・予防は?
長時間のスマホ使用を控える
親指や前腕のケア(ストレッチ・マッサージ)を取り入れる
上腕二頭筋・小胸筋のリリースや、肩甲骨の正しい位置を保つトレーニング
投球フォームだけでなく、「日常の姿勢」や「手の使い方」からも肩を守っていく意識が大切です。
🏠【自宅でできるケア方法】
① 親指・前腕のケア
🔸親指ストレッチ(母指対立筋の伸長)
手のひらを開くようにして、反対の手で親指をゆっくり外側に引く
15〜20秒保持 × 2〜3セット
母子外転筋ストレッチ
🔸前腕の筋膜リリース(屈筋群)
テニスボールやフォームローラーで前腕の内側(手首から肘の間)を軽く圧迫しながら転がす
片腕30秒〜1分
🔸回内・回外の可動域改善
肘を90度に曲げ、手のひらを上→下にゆっくり返す運動を左右10回ずつ
特に手のひら上側にひっくり返す動きをしっかり出してあげる
ペットボトルを持って行うと効果UP
② 上腕二頭筋・小胸筋のリリース
🔸小胸筋リリース
テニスボールやマッサージガンを使って、肩の前に当てる
🔸小胸筋ストレッチ
壁に肘をつけ、胸を外へ開くようにして肩の前を伸ばす
またはドア枠を使って腕をL字にしながら胸を開くストレッチ
③ 肩甲骨の正しい位置を保つトレーニング
🔸ワイプアップ(壁スライド)
壁に背中をつけ、手をYの字→Wの字にゆっくり動かす
肩甲骨を“背骨に寄せる”意識で10回
【ころも鍼灸マッサージ院でできるサポート】
1. 深部までしっかりケア
筋膜リリース × 関節モビリゼーションを組み合わせた、投球動作に最適化された施術
セルフではケアしきれない硬さや深部の硬さにもしっかりアプローチ
2. 関節のバランス調整
使いすぎると前後左右の筋肉のバランスが悪くなり、負荷がかかるところに偏りが出てきます。もみほぐしやストレッチで周囲の筋肉の硬さは軽減されても体のバランスまで戻り切らないことがしばしば。バランスが悪い状態で投球を続けると肩肘にかかる負担が大きくなります。このバランスの調整をしっかり行うことが可能です。
3. 投球動作のパフォーマンス評価&復帰までのカラダ作り指導
スポーツ現場経験豊富なトレーナーが、フォーム解析+機能評価+改善トレーニングを一貫して指導
併設してるKOROMOアスレチックトレーニング(スポーツ特化ジム)と提携し、怪我をしない・パフォーマンスUPに繋がるカラダ作りをサポート
単なる施術で終わらず、「投げられる身体をつくる」サポート
4. 鍼灸 × トレーニング × ケア の統合型サポート
「痛みの軽減」から「再発予防・パフォーマンスアップ」までトータルに対応
他院では難しいトレーニング+ケア+再評価をワンストップで提供
🔚まとめ
スマホを長時間使う → 上腕二頭筋&小胸筋が硬くなる → 肩関節の不安定・インピンジメント → 投球障害に!
ちょっとした日常習慣が、プレーに大きく影響します。
投手だけでなく、野手や捕手にも関係する話なので、ぜひ参考にしてください。